カスタマイズ講座

ホーム > カスタマイズ講座 > 【中級】カスタマイズ > EC-CUBEのSMTP(メールサーバー)にGmail(Google Apps)を指定する方法

EC-CUBEのSMTP(メールサーバー)にGmail(Google Apps)を指定する方法

【中級】カスタマイズ7
2009.01.24 (更新日: 2009.06.05)

※環境によって設定内容が異なる場合がございますので、この記事をそのまま実施してもうまくいかないこともあるかとおもいます。ECサイトにとってメールが届かないことは大問題ですので、この記事はご参考までにして頂き、必ず事前に厳密な調査を行って自己責任の下実施してください。

結論から書いておきます。

EC-CUBE管理画面にログインし、EC-CUBE2系初期の場合は「基本情報管理」→「パラメータ設定」、最近のバージョンでは「システム設定」→「パラメータ設定」へ行き、以下の設定をします。

-----------------------
【パラメータ設定】
パラメータ名    デフォルト → 設定後
MAIL_BACKEND smtp → mail
SMTP_HOST 127.0.0.1 → smtp.gmail.com
-----------------------


以下、経緯と解説です。

ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、Google Appsという独自ドメインでGmailやカレンダー、ドキュメントなどが利用できるサービスがあります。メールアドレスも簡単に作れて、50ユーザーまでなら無料でつかえます。

大概、同じ独自ドメイン名でWEBサイトとメールを運用する場合はWEBサイトとメール送受信が同一サーバーで行われます。なので、万一そのサーバーにトラブルが生じるとWEBサイトは見えず、メールも送受信できない状態になってしまいます。

WEBサイトとメールが異なるドメイン名で運用されている場合や、割と大きな案件になると役割ごとに用意されたサーバー機を複数台用意して、負荷分散やダウン時のリスク回避をするわけですが、出来れば同じドメイン名で運用したいし、お金もかけたくないと考えるのが世の常です。

そこで、無料で導入できてスパムフィルタ(強力すぎるという声もありますが)も標準装備、かつ容量も7GB(2009年1月現在)と十分すぎるほどで、独自ドメイン名を利用できるGoogle Appsに注目しました。
(有料版では1メールアドレス(アカウント)あたり年間5,000円で25GBらしいです。)

メール管理を外部にできるので、WEBサーバーがダウンしても、同時にGoogleサーバーに問題が生じない限りメールが使えないということはなくなります。


初め、弊社の管理下ではEC-CUBEから配信されるメールのバックエンド(MAIL_BACKEND)設定はsmtpでした。このままSMTP_HOSTをsmtp.gmail.comにしてみたのですが、ずーっと送信を試みているようではあるものの、まったく完了画面へ移動しなかったので断念。Gmailをメーラーで受信する際はSSL経由での接続を必要とするので、もしかしてPHPでhttps通信ができないとだめなのかな?と思いモジュールを導入してコンパイルしなおしたり、ポート番号を25から別の物に変更したりしてみましたが一緒でした。

これまでバックエンドをsmtpに設定するだけでうまくいっていたので深く考えていなかったのですが、mailに変更してみたところ、うまくいったわけです。
これは環境によって異なる場合がありますので、必ず検証して下さい。

また、注意が必要なのはEC-CUBEだけの設定では不十分である可能性がある点です。それまで独自ドメイン名で運用していたメールは、サーバー機から外へ出ていく前にサーバー機内で名前解決してしまい、サーバー機外へリレーされることなく、そのサーバーの中に留まってしまうことです。これではEC-CUBEから発信されたメールがGmailの方へ届くことがありません。

例えば example.com という独自ドメイン名を利用していた場合は、このドメイン名を含むメールアドレス宛てのメールは外へ出す(リレーする)ような設定が必要になります。この辺は利用しているサーバーの環境によって設定箇所、ファイルなどが異なってくるので、実施する前にそういう使い方が可能か調査、またはサーバー会社へ問合せしてください(僕に質問されても、分かりませんので^^;)


★ご注意
Gmailは、1アカウントあたりの1日の外部への宛先数が500件程度までとなっているようです(有料バージョンは2000件まで)。

Google Apps 管理者用 ヘルプ - 送信できるメールの制限数に達した


なので、大規模案件の場合はメルマガ等を配信されるかと思いますが、この制限に引っ掛かってしまう可能性がありますので、ご注意ください。というより、大規模の場合は別でメルマガ配信システム使った方が配信の信頼性も管理もずっと楽だと思います。

このページを見ている人は、以下のページも参照しているようです・・・!

>> EC-CUBEの学校のページ参照は、レコメンドエンジン「楽レコ」でレコメンデーションしています!

レビュー

レビューによるご意見・ご質問は会員登録された方のみとなっております。

この記事に対するトラックバック

この記事のトラックバック先URL

ECの「勝ち組」だけが知っている 売り上げUPの秘密はこちら